パーティ画像
はじめに
この記事の構築は、s18で29位を取った構築を、自分好みに改造(改悪)したものになります。元になった構築を考えられたちべん様の、ためになる構築記事はこちら
【ポケモンSV S18】中指立ててけ!ルナランドZ!【最高最終2147・29位】 - コジョンド愛
(無断での引用になりますので、問題等ありましたら、記事ごと削除します。)
構築経緯
前期、チョッキミライドンにツツミやオオニューラを合わせたサイクルを使っていたところ、前述の瞑想ルナアーラ構築に二回当たり二回とも見事に完封され、瞑想ルナアーラの対ミライドン性能の高さや、構築の完成度の高さに感動し、次のシーズンで絶対に使う(パクる)ことを決めた。
軸のルナアーラと取り巻きのランドロス、ガオガエン、ゴリランダーの四体のシナジーはとても強力で、手を加える余地がないと思ったので、元記事よりほぼそのままの形で採用した。
一方で、元記事で採用されているスカーフポリゴンZと、瞑想ピクシーは、自分で使いこなせる自信がなく、何か手を加える余地があるとすればこの辺りだと思ったので、この二体に変わる補完枠を検討。
まず、ルナ、ランド、ガエン、ゴリラで回していて対応がしづらく安定しないポケモンとして、零度パオジアン、連撃ウーラオス辺りが上げられ、その二体に対して強く立ち回れ、パーティの素早さラインを上げていくことのできるスカーフテツノブジンを採用。
上の五体で回していて、グライオンに無限にtodされて嫌になったので、グライオンを毒殺でき、パオウーラに見た目が強く、ついでにどくびしを撒いていけるガラルマタドガスを採用して完成。
個体紹介
ルナアーラ
持ち物: たべのこし
テラスタイプ: どく
特性: ファントムガード
性格: ずぶとい
241(228)-110-155(252)-157-127-121(28) (妥協のA個体値11)
シャドーレイ / ムーンフォース / めいそう / つきのひかり
基本的には後述のクッションと合わせてサイクルを回し、相手の情報を引き出した後に、瞑想を積んで詰ませに行く動きを狙う。
動きの幅が広く、瞑想を積む暇を与えてもらえない前のめりな構築等に対してもファントムガードを活かして、撃ち合っていくことができるので、腐ることが少ない。
シャドーレイという技が強く、ヘイラッシャやラウドボーンのてんねんで止まらず、キョジオーンのきよめのしおも無効かできるので、瞑想からそれらを崩していける。カイリューのマルチスケイル貫通も強い。
毒テラスが活きる場面が多く、キラフロルやドオー、オオニューラ等の毒を盛りに来る相手に対して、毒テラスから瞑想を打つだけで、そのまま勝ちまで持っていく性能がある。
ランドロス(霊獣)
持ち物: オボンのみ
テラスタイプ: みず
特性: いかく
性格: しんちょう
196(252)-165-111(4)-x-145(252)-111
じしん / とんぼがえり / ちょうはつ / ステルスロック
ブエナや襷を持っているハバタクカミに電磁波を撒かせず迅速に処理ができ、ミライドンに竜星群とテラス使用のどちらかを強制できるという点に加え、地面の一貫切り、いかくによるサイクル補助+起点作成、ステロによる詰めの補助、とんぼがえりによる対面操作、ちょうはつにより絡め手耐性、じしんによる早い削り、など、偉い部分をあげれば切りがなく、代えが利かないポケモンだった。
しかし、HDに振り切っても、黒バドレックスには後投げできず、ミライドンに対しても、テラバで落とされた後の展開が必ずしも良いとは言いきれないのもあり、信用しきれない部分もあった。
対テラパゴスや対ハバタクカミの安定性など、HD振りの強い点はあるものの、物理の相手をしているのが大半だったため、もう少しBに割く配分もありだと思われる。しかし、数値がギリギリのポケモンなので中々難しい。
総じて強力なポケモンで、代わりを見つけるのは難しいが、もう少し調整の余地があったと思われる。良い調整あったら教えてください。
テラスタイプはパーティ全体で連撃ウーラオスが厳しかったので、水流連打に耐性をつけつつ、パオジアン、コライドン、ザシアンにも切っていける水。切る機会はそれほど多くなかったが、切ることで勝てる試合はそこそこあった。
ガオガエン
持ち物: ゴツゴツメット
テラスタイプ: みず
特性: いかく
性格: わんぱく
202(252)-135-156(252)-x-111(4)-80
フレアドライブ / はたきおとす / おにび / すてゼリフ
環境に物理が多い環境であったため、腐ることがまずなかった。物理受けとしては地震が痛いという弱点があるが、それもランドロスやゴリランダーと合わせることで緩和することができる。おにびの圧から、物理アタッカーの安易な受けだしや居座りを許さず、特殊の受けだしに対しても、すてゼリフを合わせて、そのままルナアーラの起点にしていく動きが強力。
ステロがかなり痛いので厚底ブーツを持たせたかったが、ゴツゴツメットによる物理勢への削りを優先した。
ゴリランダー
持ち物: とつげきチョッキ
テラスタイプ: くさ
特性: グラスメイカー
性格: いじっぱり
192(132)-183(172)-110-x-116(204)-105
グラススライダー / はたきおとす / とんぼがえり / ドラムアタック
HD-無補正C252黒バドレックスのアストラルビットをGFの回復込みでほぼ2耐え。
元記事にあった通り、クッションとしてルナアーラやガオガエンと良好なシナジーを形成しつつ、自身が詰め筋にもなりうるのが優秀。黒バドレックスの取り巻きに多い連撃ウーラオス、ディンルーに対しても悪くない働きができる点も良い。
しかし、環境が進むにつれ、恐らくゴリランダーへのメタとして、黒バドレックス軸に竈オーガポンが入っているケースが増加し、上手く動けない試合もあった。
GFを張っている状況下だと、後攻とんぼがえりからルナアーラを出すことで、ステロを撒かれていてもファントムガードを維持できるので、ステロケアとして使える。
ミライドン軸には取り巻き次第ではあるが、ランドロスより優先して選出していた。ランドロスと比較して、フィールドの張替があることで、ミライドンをルナアーラの起点にする能力が高く、ルナアーラを一度引かなければいけなくなっても、再展開をすることを可能にしてくれる。
テツノブジン
持ち物: こだわりスカーフ
テラスタイプ: フェアリー
特性: クォークチャージ
性格: うっかりや
149-150-116(44)-188(244)-72-164(220)
ムーンフォース / インファイト / みちづれ / トリック
HB-特化パオジアンのつららおとし+ふいうちをほぼ耐え。
C-等倍テラスムンフォで無振りウーラオスを81.25%で一発(D4だと75%)
S-最速スカーフウーラオス抜き。
同じフェアリーのスカーフアタッカーとしてはハバタクカミがあげられるが、ハバタクカミより勝っている点として、襷パオジアンに対面から打ち勝て、削れても不意打ちに縛られない。スカーフトリックによる起点作成や要塞系の積みの阻害、みちづれによる強引な1-1交換。などがあげられる。
また、サーフゴーの減少、パオジアン、ディンルー、ウーラオスなどの役割対象の増加等もあり、環境的にも追い風の印象。
ブジンのスカーフはあまり読まれず、舐められがちだったので、気づけばブジンのムンフォが通っているケースもしばしばあった。
ランドロスのちょうはつと組み合わせて、みちづれを確実に決めに行く動きも中々強かった。
マタドガス(ガラル)
持ち物: くろいヘドロ
テラスタイプ: どく
特性: かがくへんかガス
性格: ずぶとい
172(252)-x-189(252)-105-91(4)-80
ワンダースチーム / どくびし / おにび / いたみわけ
グライオンに強くて、パオジアン、ウーラオス、コライドンにも勝てて、どくびしを撒いて回収までできるという、カタログスペックは最強のポケモン。
実際の所、グライオンの入っている受けループにはこいつがいても勝ち切れず、どくびしを撒くだけなら優秀なやつは他にも多くいるので、雑に使っても強くはない。
しかしながら、対パオジアン、コライドンの性能はかなり高く、鬼火による機能停止から、どくびし展開まで持ってっていける。グライオンに対しても、ガチガチの受けループではないなら、ルナアーラと合わせて対応することができる。
ピンポイント気味の性能で、数値も高くないので腐りやすくもあるが、鬼火やどくびしだけでも撒ければルナアーラで頑張っていけるので、キラフロルのようなどくびし回収ポケモンがおらず、どくびしの通りがいい構築には意外と出していける。
構築に最後に入ってきたポケモンで、十分な活躍をしてくれたが、技構成や選出の判断などで詰め切れてない部分もあり、その辺りを詰め切れればより強く使えると感じた。
現状使用率圏外のポケモンだが、環境的に追い風の要素も多く、代えの効かない独自の性能をもっているので、もう少し評価されてもよいと思う。
選出
物理を重く見た選出。主にコライドン、ザシアン、白バドレックス相手にすることが多い。ランドロス、ガオガエンのいかく等を絡め、サイクル下でルナアーラを通しに行く。
ゴリランダー+ガオガエンの相性良好なサイクルでご機嫌に回していく。主にミライドン、黒バドレックス相手にしていた。
ミライドンが相手の場合は、ゴリランダー、ガオガエンのサイクルで相手の裏を見つつ、ルナアーラの圏内に入れていき、良いタイミングですてゼリフ、フィールド奪取を合わせ、相手のミライドンをルナアーラの起点にするのを狙う。
黒バドレックス相手では、アンコールを持たれていると、ルナアーラを通していくのが難しくなるので、ゴリランダーを通せるか、ルナアーラを通せるかを慎重に選択する。
ルナアーラ+テツノブジン+(ランドロス or ガオガエン or ゴリランダー)
主にテラパゴスにしていたが、他にもブジンの通りがよい場合や、パオウーラに両対応できなかったりなど、他の選出で成立しなさそうな場合にしていた。
スカーフブジンで詰め切るという分かりやすい勝ち筋があるので、勝ち筋がルナアーラ一辺倒になりづらく、トリックや、スカーフみちづれ等の要素が、無理な相手をどうにかする性能が高いので、立ち回りと噛み合い次第で勝てる構築を広げられる選出。
ルナアーラ+マタドガス+(ランドロス or ガオガエン or ゴリランダー)
コライドン軸、グライオン入り、壁展開(オーロンゲ入り)、どくびしの刺さりが良い構築に対してしていた選出。
シンプルにどくびし+ルナアーラの動きが強い。キラフロル入りにマタドガスを出しに行くと、キラースピンでどくびしを弾かれてしまうので、キラフロルをマタドガスに後投げされるだけでマタドガスが封印されてしまうので注意。
きつかった相手
ホウオウ
ホウオウ+ディンルーが固すぎて突破できない。マタドガスにどくどくを入れればまだましになるかもしれない。
ルナアーラのつきのひかりが阻害されるので、動かし辛い。ゴリランダーが有利寄りだが、周りをブリジュラス、カイリューなどで固められると厳しくなる。
ラッキー
厳密に言うとガチガチの受けループが厳しかった。マタドガスの技次第ではやれるようにも思うが、不利なのには変わりない。
結果
TN:ラック 最終145位 レート2032
感想と反省
竈オーガポンの台頭でゴリランダーが通用しなくなってから黒バドレックスがかなり厳しくなってしまっており、元記事のスカーフポリゴンZの重要性を痛感した。
とはいえ、構築としては使っていて楽しく、ぼちぼち勝てたので、十分満足した。
レート2000を達成すると潜るのが怖くなってしまうので、高レートでの戦いに徐々に慣れていきたい
おわりに
何か質問や連絡等があればこちらに、いまだに使ってません。